「ねえ、ウルキオラ」
「なんだ」
「あたしね、グリムジョーのこと好きなんだ」
「そうか」
「うん。でね、それをグリムジョーに言ったら、こんな眉間に皺入れてすっごい嫌な顔して『頭大丈夫か?』って言われたんだけど、どう思う?」
「くだらんな」
「言うと思った」
「話はそれだけか?」
「ううん。でね、あたしグリムジョーのことを好きだけど、実はウルキオラのほうがもっと好きなんだ」
「そうか」
「ウルキオラはあたしのこと好き?」
「ああ」
「そう、よかった」


そういってが笑ったので、持っていた本を置いての頭を撫でてやった。するとは「くすぐったいよ」と笑った。


ピンクに触れる
0700702 riyu kousaka